医師のメディカルダイエット
防風通聖散 と サノレックスをご提案いたします
体質を整える漢方と、中枢に作用して食欲を抑える処方薬を、安全性と効果のバランスを重視して設計いたします。オンライン診療にも対応しております。
防風通聖散について
作用のめやす:脂肪分解・燃焼の促進、発汗・血流の改善、食欲の調整、便通の改善が期待できます。
このような方に適している可能性がございます
- 内臓脂肪が多く、便秘・むくみ・冷えを伴いやすい方。
- お薬はできれば体質から整えたいとお考えの方。
- 食事・運動療法を併用して取り組める方。
用法・用量(一般的な目安)
- エキス製剤を1日7.5g、2〜3回に分けて内服いたします。
- 食前または食間の内服を推奨いたします。
- 効果の実感は2週間〜1か月を目安に評価いたします。
副作用・注意事項
- 胃部不快感、発疹、かゆみなどがみられることがございます。
- 長期連用(5年以上)での腸間膜静脈硬化症の報告が稀にございます。腹痛や下血などがある場合は受診してください。
禁忌・使用を避けていただきたい方
- 妊娠中・授乳中の方
- 胃腸障害・肝疾患・腎疾患などの持病がある方
- 他の薬を服用中の方(特に漢方薬や便秘薬)
- 薬剤に対してアレルギー既往のある方
※ 上記に該当する方、または体調に不安がある場合は、必ず医師にご相談ください。
※ 処方の可否や用量は、体質・既往歴・併用薬を踏まえて医師が個別に判断いたします。
サノレックス(マジンドール)について
作用機序:視床下部の食欲中枢に作用し、食欲と摂食を抑制いたします。
効果:満足感が得られやすく、また消化吸収抑制効果や消費エネルギー促進作用もあります。
このような方に適している可能性がございます
- BMIが35以上の高度肥満症の方(条件を満たす場合は保険適用の対象となります)。
- 短期間で食欲のコントロールを優先したい方(保険適応外の方は自費となります。)。
- 食事療法・運動療法を併用して取り組める方。
用法・用量(一般的な例)
- 0.5mgを1日1回、昼食前から開始いたします(必要に応じて増量いたします)。
- 上限は1.5mg/日(2〜3回に分けて内服)でございます。
- 就寝前の内服はお避けください(不眠のリスクがございます)。
- 使用期間は最長3か月までとしております。
※ 効果には個人差がございます。食事管理(例:1,200〜1,500kcal/日)や運動療法を併用していただくと効果が高まりやすくなります。
料金のご案内(自費)
| 項目 | 内容 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| 初診料 | 問診・適応評価・生活指導 | ¥3,300 |
| 再診料 | 効果・副作用確認、用量調整 | ¥1,650 |
| 防風通聖散(1週間) | エキス製剤(目安量) | ¥2,200 |
| 防風通聖散(1か月) | エキス製剤(目安量) | ¥6,600 |
| サノレックス 14日分 | 0.5mg(用法に準じます) | ¥8,800 |
| サノレックス 28日分 | 0.5mg(用法に準じます) | ¥16,500 |
| オンライン診療 加算 | 処方箋発行・配送手配 | ¥550 |
※ 記載は一例です。入荷状況や用量により変更する場合がございます。最新の料金は院内掲示またはスタッフにお尋ねください。
※ BMIが35以上など条件を満たす高度肥満症の方は、保険診療の対象となる可能性がございます。詳細は外来でご説明いたします。
診療の流れ(3ステップ)
ご予約
WEB予約フォームからご希望日時をご入力いただきます。事前問診票をご記入いただきますと、診療がスムーズになります。
診療・適応評価
医師が体質・既往歴・併用薬を確認し、治療方針(防風通聖散/サノレックス)と用量をご提案いたします。
処方/フォロー
処方箋の発行を行います。副作用や効果の確認のため、定期的に再診をご案内いたします。
BMIを確認いたします
※ 一般に BMI=体重(kg) ÷ [身長(m)]² で算出いたします。日本ではBMI 25以上を肥満と判定する基準が用いられます(保険適用の目安はBMI 35以上など条件がございます)。
よくあるご質問
どちらを選べばよいですか?
体質から整えたい方や、むくみ・便秘を伴いやすい方には防風通聖散が合う場合がございます。短期間で食欲を抑えたい方にはサノレックスをご提案することが多いです。最終的には問診・既往歴・併用薬を踏まえて、医師が最適な方法をご案内いたします。
いつごろから効果を感じますか?
防風通聖散は2週間〜1か月を目安に評価いたします。サノレックスは比較的早期に食欲抑制を自覚される方がいらっしゃいます(個人差がございます)。
副作用が心配です。
いずれも副作用がございます。当院では用量・期間の管理と定期的なフォローを行います。異常を感じられた場合は自己判断で継続せず、すぐにご連絡ください。
本ページは医療情報の要約です。自己判断での服用は危険です。必ず医師の診察・指導をお受けください。